オンライン指導法

【現役講師が解説】オンライン家庭教師の教え方!成績を伸ばすためのコツとは?

【現役講師が解説】オンライン家庭教師の教え方!成績を伸ばすためのコツとは?
この記事でわかること
  • 成績を伸ばすためのオンライン指導法
  • 効果的なタブレットの使い方
  • 知って得する便利なアプリ

オンライン家庭教師は新しい時代の教育方法なので、「どのような教え方が効果的なのか」がまだまだ発展途上の段階にあります。先生によって指導方法は十人十色ですし、生徒によって思い描く指導方法に違いがありますが、そもそもオンラインの指導法をあまり知らない方も多いでしょう。

この記事では、現役のオンライン家庭教師が実践する「成績を上げるためのオンライン指導法」を解説していきます。オンラインに特化した内容となっているため、オンライン家庭教師がどのような指導方法をしているのか、さらには成績を伸ばすために必要なコツやツール、アプリを知りたい方は必見です。

オンライン家庭教師の教え方は人それぞれ!

対面型の塾や家庭教師でも、先生によって教え方は大きく異なりますが、オンライン家庭教師の場合は使用機材やツール、アプリすらも異なるため、それぞれの先生で指導方法が大きく異なる点が特徴であり、魅力でもあります。

一方で、あまりに指導方法の幅が広すぎるため、

  • どんな機材やツール、アプリを使えばいいんだろう
  • 成績を伸ばすためには何が大切なんだろう
  • オンラインレッスンが全然イメージできない

このように考える方は非常に多いはずです。

オンライン家庭教師が使うもの

オンライン家庭教師の教え方を知る上では、「どのようなものを使うのか」を知っておくことはとても大切です。

先述のように、使用するものは人によって大きく異なるため一概にはいえませんが、一般的には以下のものを使う傾向にあります。

通信機器
  • パソコン
  • タブレット
  • スマートフォン
手元共有
  • タブレット
  • 書画カメラ
  • スマートフォン
アプリ・ツール
  • Skype・ZOOM
  • ノートアプリ
  • カレンダーアプリ

これらの中から、「自分が持っているもの」「使いやすいもの」を選んでオンラインレッスンを行っていくので、人によって大きく指導方法が異なるのも頷けます。

オンライン家庭教師の授業方法

では、以上の機材やアプリ、ツールを使って、どのようにオンラインレッスンを行うのでしょうか?

オンラインレッスンのやり方には、大きく分けて以下の3つの方法があります。

  • お互いの顔だけ映す
  • お互いの手元だけを映す
  • お互いの顔と手元の両方を映す

それぞれのやり方のポイントは「何を映すのか」という点です。オンラインレッスンは対面せずに全てを行うため、どうしても「視覚的な制限」が生じてしまいます。つまり、「何を見るのか」が非常に大切ですが、パソコンでレッスンを行う先生や生徒が多いため、パソコンについているカメラで顔を映してレッスンをするやり方が一般的です。

しかし、分かりやすく教えるためには、最低限「教える側の手元」は生徒が見えるようにしておくべきです。欲をいえば、「お互いの顔と手元の両方を映す」やり方ができれば、対面授業にも負けないくらい質の高い授業を提供できます。

色々な教え方を身につけておくことが大切

以上のように、オンライン家庭教師は使用するものや指導方法に大きく幅があるので、「どのように教えるか」で授業の質は大きく変わってきます。これだけ聞くと、「オンライン家庭教師って意外と難しいのかな」と不安に感じる方もいるでしょう。

しかし、自分なりにベストだと思う指導方法を見つけるまでに時間がかかるものなので、最初は誰しもが手探りで進めていくことになります。はじめから完璧を目指す必要は全くないので、あまり神経質にならずに試行錯誤を重ねていきましょう。

生徒に合わせて柔軟に対応しよう

また、忘れてはいけないのは「生徒によって最適な教え方が異なる」という点です。先ほどは、「手元は見えるようにしておくべき」とお伝えしましたが、生徒によっては、以下のような点を手元よりも優先してチェックしたいことがあります。

  • 授業中に集中して椅子に座っていられるか
  • 授業中の姿勢はどうか
  • 授業中の表情はどうか

学習に対して問題を抱えている子供は、授業中の姿勢や態度、情緒に改善すべき点があることも多いですが、このような点を指導できるようにならないと、成績を伸ばすための効果的な授業は行えません。

したがって、「この方法だけで良い」と画一的に授業に臨むのではなく、生徒やシチュエーションによって多様な教え方ができるよう、色々な教え方を身につけておくことも大切です。

成績を伸ばすオンライン家庭教師の教え方とは?

まずはオンライン家庭教師の教え方に関する、必要機材や指導方法など、基本的な情報を紹介していきました。

ここからは、より具体的で実践的な「成績を伸ばすオンライン家庭教師の教え方」を解説していきます。現役の講師が毎日のレッスンで実践している方法から、効果的で誰でもできるものをピックアップしているので、参考になる部分は多いはずです。

「声」を効果的に使う

オンライン家庭教師の教え方で大切なこととして「声」があげられます。使用する機材やアプリにもよりますが、オンライン授業を行っている時の先生、生徒の目線は、基本的に「手元映像」に向いています。

したがって、対面している時よりも表情やボディランゲージで何かを伝えることができないので、細かく声かけをしていかないと、上手にコミュニケーションが取れません。

「頷くだけではわからない」のがオンライン授業

オンライン授業の声かけの大切さを象徴するのが「頷き」です。

授業中に、先生が「今の説明分かった?」と生徒に確認するのはよくあることですが、多くの生徒がこの質問に「頷き」で返します。

しかし、先述のように、授業中は自分の手元や生徒の手元映像に目線を持っていくことが多いため、生徒の動作まで確認できないことがあります。また、そもそも生徒の手元だけを映している場合は、頷いたのは確認できませんよね。

したがって、頷いただけだと「無視されたのかな」「わからなかったのかな」と疑心暗鬼になり、授業がスムーズに進まない原因になってしまいます。

対面しないからこそ「声かけ」が大切

このような事例からも分かるように、オンラインレッスンはとにかく「声かけ」が大切です。

先生の声かけ
  • 分かりやすくハキハキ話す
  • ポジティブな感情を声にして表す
  • 具体的に褒める

先生に必要な声かけは以上の通りで、まずは分かりやすく、ハッキリと伝えましょう。また、対面している場合は、生徒が問題を解けた時などに表情を使って「よくできた」「素晴らしい」といった感情を表現できますが、オンラインの場合は声でしか表現できません。

したがって、「何が、どのように、なぜ素晴らしいのか」をしっかりと伝え、褒めることができると良いでしょう。

生徒の声かけ
  • 「分かりました」「はい/いいえ」をハッキリと伝える
  • 分からない箇所を自分の言葉で伝える
  • 自分の気持ちや考えを自分の言葉で伝える

続いて生徒の声かけですが、まず意識しなければいけないのが「分かった/分からなかった」「はい/いいえ」など、授業中に頻繁に出てくるやり取りをスムーズに行うことです。

ここがスムーズにできないと、その都度授業を止めなければいけないので、頷きなど動作ではなく、声を使ってコミュニケーションを取る癖をつけていきましょう。

また、対面授業の場合、分からない箇所を指を使って指し示すことができますが、オンライン授業で手元の映像がない場合、それはできません。同様に、自分の気持ちや考えを表情を使って表現することもできない場合があるので、「自分の言葉で伝える」ことが対面授業よりも増えます。

これはデメリットのようにも見えますが、「自分の言葉で伝える」ことは、生きていく上で必要不可欠なスキルなので、オンライン授業をしているだけでこのスキルを磨けるのは大きなメリットだとも考えられます。

いずれにせよ、先生、生徒の双方が「声」を使って円滑にコミュニケーションが取れるよう、先生の方から積極的な声かけをしていきましょう。

お互いの手元を共有する

オンライン授業で分かりやすく教えるために大切なことに、「手元の共有」があります。実際に対面していれば、先生、生徒の手元は当然確認できますが、オンラインでは相手の顔を映すのが一般的なので、「手元が確認できなくてわかりにくい」という致命的なデメリットが存在します。

これを防ぐためにも、手元を共有する方法を知っておくのが大切。具体的な方法は、以下の3つの機材を使う方法があります。

  • 書画カメラ
  • タブレット
  • スマートフォン

どの方法も多くの方が実践しているものなので、以下で解説していきます。

書画カメラ

【メリット】

  • 直感的に使える
  • 手持ちの教材やノートをそのまま使える
  • 安価に導入できる

【デメリット】

  • 教材に直接書き込むことが難しい
  • 製品によっては解像度が低い
  • 柔軟に指導できない

手元を共有する方法の中で最もアナログなのが、手元をカメラで映せる「書画カメラ」を使う方法です。この方法のメリットとデメリットを以上にまとめてみました。

書画カメラのメリットはどれもわかりやすいですが、特に「安価に導入できる」点は魅力的です。Amazonなどで1万円程度から購入できるので、タブレットなどと比較して多くの方が導入しやすいです。

一方で、デメリットも多く存在します。まず「教材に直接書き込むことが難しい」点は、オンライン指導において気になるポイント。後述のように、タブレットを使用すれば、あらかじめ電子化した教材の画像に直接ペンを入れられますが、書画カメラの場合は一冊の教材を使い回すことになるので、授業のたびにペンを入れるのは難しいはずです。

また、製品によって解像度が大きく異なりますし、ペン入れなどが自由にできない都合上、どうしても指導の幅は狭まってしまいます。

タブレット

11インチのiPad Proのレッスンノート11インチのiPad Proのレッスンノート

【メリット】

  • 教材に直接書き込める
  • 解像度が安定している
  • デジタルノートで幅広い指導ができる

【デメリット】

  • 教材を電子化する必要がある
  • 描きにくい
  • 導入コストが高い

書画カメラと同じくらい、多くの方が手元共有に使用しているのがタブレットです。タブレットといえば、「ICT教育」に必要不可欠な機材というイメージが根強いため、「オンラインレッスンでタブレットを使いたい」と考えている先生、生徒は多いでしょう。

上記画像は、現役のオンライン家庭教師の実際のタブレットの画面共有画面になりますが、画像左側にあるモザイクをかけているところが教材になります。ここに自由にペン入れができるため、書画カメラよりも自由に指導できるのが最大の強み。

また、上記画像ではデジタルノートアプリ「One Note」を利用していますが、画像の右側に「色を使った板書」が書いてあることがわかります。デジタルノートアプリには無数の色がついた色ペンや蛍光ペン機能がついてますし、不要な板書はサッと消せる消しゴム機能も魅力的。

そして、これらがワンクリック、一度のタップで簡単に切り替えられるので、無駄な時間を徹底的に省いて指導できます。したがって、タブレットはオンライン授業と相性が非常に良いです。

一方で、もちろんデメリットも存在します。教材をタブレットで表示させるためには、あらかじめ教材を電子化しておく必要がありますが、これには大きな手間がかかります。多くの方はスマートフォンのスキャナーアプリを使用して電子化しますが、数十、数百ページある教材を手作業で電子化するのは想像しただけで大変そうです。

したがって、人によっては本を丸ごと電子化するために、1ページずつバラバラにできる裁断機を使用し、それをスキャナーで取り込む機材を用意している場合もありますが、これだけで数万円導入コストがかかるのがネックです。「授業に必要なページだけを都度スマートフォンで撮影する」先生が多いと思います。

また、タブレットにペンで描き込みにくい、1台あたり数万円の導入コストがかかるのもデメリットです。これらのデメリットを解決する方法を解説した、以下の記事も参考にしてください。

https://www.oshieru.work/ipad-letter/

https://www.oshieru.work/tutor-pad/

スマートフォン

スマートフォンを使った手元共有

【メリット】

  • 新たに機材を購入する必要がない
  • 使いやすい
  • レッスン中にスマートフォンをいじれないので集中しやすい

【デメリット】

  • スマートフォンによっては解像度が低い可能性がある
  • セキュリティをかけていると使えない場合がある

最後に紹介するのがスマートフォンを使った手元共有方法ですが、こちらは多くの方におすすめできます。既に持っているスマートフォンを活用できるので、導入コストを抑えられる点が最大の魅力です。

新たに追加購入する必要があるものは、

こちらの画像にあるような「スマートフォンを上に固定するスタンド」で数千円かかる程度で、書画カメラやタブレットよりも圧倒的に低予算で導入できます。

また、生徒がスマートフォンを使って手元を映す場合、生徒が買い与えられているスマートフォンを使うことが多いです。こうすることで、生徒が授業中にスマートフォンをいじることはできなくなるので、集中力が持続しやすいメリットもあります。

一方で、「解像度が低い可能性がある」点が気になるデメリットです。上記画像は2021年の最新モデル「iPhone 13 Pro」を使った実際のSkype画面になりますが、細かい文字までは最新かつ最高スペックのスマートフォンでさえ、1つずつハッキリと確認することは難しいです。

それでも、「濃く描く」「小さく描きすぎない」「1ページずつズームして映す」などの対策をすれば、算数や数学の途中式、英語のアルファベットなどを確認することは問題なくできます。もちろん、スマートフォンが古いなど、スマートフォンそのものにスペック上の問題がある場合は、買い替えをされるご家庭も少数ながら存在します。

また、ご家庭によっては、子供のスマートフォンに「みまもり設定」などのセキュリティ対策をしている場合がありますが、これが原因でSkypeがZOOMなどの通信アプリをインストールできず、授業に使用できない事例も実際に確認できています。

このようなデメリットがあるものの、既に持っているものを活用できる点はやはり魅力であるため、特に生徒の手元を映す目的としてスマートフォンはおすすめできます。先生の場合は、書画カメラやタブレットなどに惜しまず投資をしてみると質の高いレッスンが提供できますよ。

各種アプリをフル活用する

対面授業には対面授業のアナログ的な強みがあるように、オンライン授業にはデジタル的な強みが存在しています。したがって、「いかにデジタルを駆使していくか」を考えることは非常に大切です。

その中に、先述のような「タブレットやスマートフォンを使った手元共有」がありますが、他にも「各種アプリ」を使用したデジタル授業のコツがあります。

人によって使用しているアプリは大きく異なりますが、ここでは先生に向けたアプリの代表的なものとして以下の3つを取り上げます。

  • ブラウザ
  • YouTube
  • タイマーアプリ

どれも知っておいて損はないので、順番にチェックしていきましょう。

ちょっとした調べ物にブラウザの画面共有を

アプリといえるほど特別なものではないですが、SafariやChoromeなどのブラウザを授業に取り入れると授業の幅が大きく広がります。

どのような働き方にせよ、塾講師や家庭教師は「先生」と呼ばれる存在ですが、そんな先生でも知らないこと、わからないことは当然ありますよね。また、言葉や板書で説明するよりも、「ググった方が教えやすいな」という時もあるでしょう。

そんな時、ブラウザアプリを画面共有することで、「ググった内容」をシェアすることができます。

一方で、人によっては、「授業中にググるなんて先生として良くないなのでは?」と考えてしまうかもしれません。確かに、あまりにも頻繁にググるようでは、講師としての資質が問われても仕方ありませんが、曖昧な知識を生徒に届けるよりは、正確な知識を届けた方が良い場面があることも事実です。

したがって、多用すべきではないものの、指導方法の1つとして「ブラウザの活用」をできるようになっておきましょう。

言葉で説明しにくい時はYouTubeが便利

ブラウザと少し似ていますが、授業をしていると「動画で見た方がわかりやすい」という場面に遭遇しますが、こんな時にYouTubeを使えると指導の幅がグッと広がります。

たとえば、理科の実験の授業を指導で動画は非常に有効です。静止画を使って10分説明する内容が、動画ならほんの数分で終わってしまうこともよくありますし、さらに実験の臨場感や音が合わさると、普通の指導では到底実現できない分かりやすい教え方ができます。

理科以外にも、動画を使った方がわかりやすい科目、単元は豊富にあるので、静止画を用いた画一的な指導ではなく、「使えるものは使う」意識を持っておきましょう。

YouTubeを画面共有して指導をすると、著作権やYouTubeの規約に違反する可能性があります。これを防ぐためにも、画面共有ではなく、「生徒側の端末で指定した動画を再生させて指導する」などの工夫を行いましょう。

メリハリをつけたいならタイマーアプリが効果的

タイマーアプリの活用法

授業中、ただ漠然と問題を解いているだけだと、教わる側はのんびりと、機械的に取り組んでしまい、学習効果を高めることは難しいです。その結果、「テストで時間が足りなかった」となってしまっては授業の意味がないので、「タイマーアプリ」を活用して授業にメリハリをつけてみましょう。

参考画像は上記画像になります。こちらは、実際のオンライン授業で画面共有しているiPadの画面になりますが、画面の左に「タイマーアプリ」が表示されているのがわかりますよね。

これはiPadに標準搭載されている、1つのアプリの上に別のアプリを縦長のウインドウで立ち上げられる「Slide Over」という機能を使って、デジタルノートアプリの上にタイマーアプリを載せています。

こうすることで、

  • 制限時間内に解くために試行錯誤するようになる
  • 1つの問題にどのくらいの時間をかけているのかを把握しやすくなる
  • ゲーム感覚で問題を解けるようになる

このようなメリットが生まれ、授業の質をグンと高めることが可能に。実際の授業でも、いつも集中力が続かず、時に眠くなってしまう生徒に対してタイマーアプリを導入したところ、「集中して問題に取り組む」「時間内に終わらせるためにはどうすれば良いのか考える」といった見違えるような変化が生まれました。

オンライン授業では、「表示する画面」だけが生徒に視覚的に情報を伝えられる唯一の手段です。その画面をどう使っていくのかを常に考えながら、授業を組み立てていきましょう。

授業時間外もデジタルで「見える化」する

最後に紹介するのが、授業時間外でオンライン家庭教師がすべきことです。塾講師や家庭教師の仕事は授業ではなく「成績を上げること」なので、ただ授業だけを淡々とこなすようではいけません。

では、授業時間外にどのようなことをすれば、生徒の成績が伸びやすくなるのでしょうか?以下で解説していきます。

板書や宿題は写真や画像で共有しよう

オンライン授業で先生、生徒の双方が必ずやるべきことが「板書や宿題の共有」です。

先生目線に立つと、授業中に書画カメラやタブレットを通して指導した内容、つまり板書は、画面のスクリーンショットを撮影すれば簡単に画像化することができます。これを授業後に送付し、復習や宿題に役立ててもらいましょう。

そして、生徒目線に立つと、授業時間外に行った復習や宿題は、スマートフォンで撮影して画像化した上で、必ず先生に提出するべきです。どのような先生でも、授業時間外の、

  • どのような勉強をしているのか
  • どのように勉強をしているのか
  • 間違えている問題はどこなのか
  • 途中式を含めて正確に解けているのか

生徒のこのような情報を得られれば、より具体的で実践的な指導ができるようになります。

したがって、オンライン家庭教師の先生は、「授業時間外まで見てあげられるようになるべき」ですし、オンライン家庭教師を利用する生徒は「授業時間外まで見てくれる先生を選ぶべき」だといえます。

カレンダーアプリでスケジュールを把握しよう

Googleカレンダーでスケジュールを見える化

家庭教師は塾講師よりも一歩踏み込んだ指導を行うため、生徒のスケジュールの把握が必要不可決です。しかし、生徒、もしくは保護者から漏れなくスケジュールを確認するのは難しいため、「カレンダーアプリ」を使ってスケジュールを見える化してみましょう。

上記画像は、現役オンライン家庭教師である筆者の2021年11月の「Googleカレンダー」の画面です。11月は多くの中学校で期末テストが行われており、テスト対策で大変忙しい月ですが、Googleカレンダーを使えば「生徒を色別に管理」できるので、どの生徒がいつテストなのかが正確に管理できるようになります。

また、テスト対策としてレッスンを追加する場合、もしくはテスト前なのでレッスンをおやすみする場合も、カレンダーに直接入力すれば視覚的に一発で理解できます。

さらに、このカレンダーは「生徒と共有」できるので、必要なスケジュールを生徒側に記入してもらうことも可能。定期テスト以外にも、実力テストや入試日程などを把握する必要がある受験生のスケジュール管理に最適です。

オンライン授業は実際に対面しないからこそ、色々なものを「見える化」することが大切です。

オンライン家庭教師の教え方に正解はない!常に試行錯誤してみよう

オンライン授業は使用する機材やアプリ、ツールによって大きく違いが生まれるので、教え方に正解はありません。デジタル分野は日進月歩の世界なので、教え方をアップデートできるよう、常に試行錯誤する意識が必要不可欠です。

この記事で紹介したのはほんの一例に過ぎないので、自分だけの理想の指導方法を追求してみてください。

また、オンライン家庭教師の教え方は、利用するサービスに依存する部分もあります。このWebサイトを運営しているオンライン家庭教師サービス「まなぶてらす」では、「縛りなし」の多様な指導方法をそれぞれの先生、お客さまに追求してもらうことを第一に考えています。

以下の記事も参考になると思うので、気になる方は参考にしてみてください。

https://www.oshieru.work/manabuterasu-class/

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まなぶてらす
「とびきりの先生をいつものリビングに」をキャッチコピーとするオンライン家庭教師サービス。世界中の「とびきりの先生」たちにオンライン教育に関する情報を発信するため、当Webサイト「オシエル.WORK」を運営中。2021年8月に、在籍する先生の稼働率が90%を初めて突破しました。講師応募はコチラから。