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【現役講師監修】プログラミング講師になる手順を3つのステップに分けて徹底解説

【現役講師監修】プログラミング講師になる手順を3つのステップに分けて徹底解説
この記事でわかること
  • プログラミング講師になるための3つのステップ
  • プログラミング講師のよくある質問の答え
  • 「プログラミング家庭教師」という働き方

プログラミングはこれからの時代で求められる必須のスキルになりつつあります。学校教育に導入されたり、入試科目に採用されたり、社内研修で啓発したり、さまざまなところで目にするようになってきました。

したがって、プログラミングを学びたい方は非常に多いですが、そのためには「指導者」がいなければはじまりません。しかし、今はまだプログラミング黎明期ということもあり、プログラミングを学びたい方と比較して、教える側の人間が十分いないのが実情です。

そこでこの記事では、これからの時代、確実に需要が集まる「プログラミング講師」になるために必要なことを解説していきます。

プログラミング講師になるための3つのステップ

何かを学ぶためには、教える人がいなければはじまりません。プログラミングを市販教材を使った独学で学習を進める方もいますが、いつの時代になっても「先生にしっかり教えてもらいたい」と考える方は存在します。

しかし、以前から叫ばれているように、プログラミング業界は指導者不足が問題視されているのも事実。少し古い情報ではありますが、2016年時点から指導者不足が問題的されており、指導者を増やすための試みが各所でされています。

出典:[小学生1万人がプログラミング体験]公教育必修化には「指導者不足」と各団体代表が指摘

したがって、エンジニアとして最前線で働くことも大切ですが、指導者としてのキャリアを考えていくこともまた、IT業界に従事するものとして考えておくべきことだといえます。

一方で、プログラミング講師になろうとしても、どのような道筋を経れば良いのか分かりにくいものです。はじめに、プログラミング講師になるための流れを、以下の3つのステップに分けて解説していきます。

  1. 指導したい層を決める
  2. 講師スキルを上げる
  3. 求人やマッチングサービスを利用する

どれも大切なことなので、順番にチェックしていきましょう。

1:指導したい層を決める

プログラミング講師になるために一番最初にすべきなのは、「指導したい層を決める」ことです。ひとくちにプログラミングの講師といっても、指導内容や業務内容、求められるスキルは、指導する層によって大きく変化します。

したがって、「どんなことを教えたいのか」「どんな人に教えたいのか」を考えておかなければ、講師になるための準備も効率良く進められません。

では、プログラミングを学びたい人たちは、どのように分けられるのでしょうか?ここでは、以下の3つに分類してみました。

  • 学生層
  • ITエンジニアを目指す層
  • 更なるスキルアップを目指す層

それぞれの層の特徴などを、以下で順番に解説していきます。

学生層

今後、確実に需要が伸びるといわれているのが「学生層」へのプログラミング教育です。プログラミング業界の情報をある程度追っていれば、「プログラミングが必修になった」「プログラミングを学ばせたい保護者が増えている」ような情報は入ってきていると思いますが、その実情について正しく理解している方は多くありません。

実は、プログラミング教育は小学校、中学校、高校で認識が大きく異なるので、小中高の最新事情を以下にまとめてみました。

小学生
  • 2020年度から必修化
  • プログラミングというよりは「プログラミング的思考」を学ぶ
  • 小学生向けのスクールの需要は増大している
中学生
  • 2011年から既に「情報」科目の中で必修化
  • プログラミングというよりは「情報処理能力」を学ぶ
  • 高校入試に関わらないので注目度は高くない
高校生
  • 2022年度から「情報」の中で学ぶ内容がアップデート
  • 専門の教師の有無で学校ごとに格差が生じる可能性も
  • 2025年度(令和7年度)以降に共通テストの科目に採用

参考:【2021年度】プログラミング必修化による小学校・中学校・高校の現状と未来 – Z-KAI

参考:令和7年度以降の試験に向けた検討について – 大学入試センター

ご覧のように、小中高でプログラミングの内情が大きく異なることが分かります。小学生と中学生はプログラミングというよりは「プログラミング的思考(論理的思考)」「情報処理能力」を学ぶ一環でプログラミングが出てくるので、指導をする上で専門的な知識はあまり要求されません。

したがって、「プログラミングスキルに絶対の自信はないけど、教育分野に関わりたい」という方には、小学生や中学生などの指導がおすすめです。

一方で、高校生のプログラミング教育は少し意味合いが異なります。ご覧のように、2024年度から共通テスト(旧センター試験)の科目に採用されるため、仕事に関わる知識だけでなく、受験科目としての知識を求める層が必ず出てきます。

既に、大学入試センターから共通テストのサンプル問題が出されているので、以下に一部を抜粋しました。

マークシート形式で解答を行う、他の科目と同様の形式です。プログラミングが入試科目になることに抵抗を抱く方もいるかもしれませんが、講師を目指すという意味では頭に入れておきたい情報だといえます。

また、高校生特有の「教員不足」の問題も深刻です。2006年に多くの高校が必修科目である「情報」を履修させていなかったとして、大きな社会問題となりました。そこから、各高校が対策に乗り出しますが、専門的知識を持たない教員に「パソコンができるから」といった理由で臨時の免許状を発行し、対応しているような高校も多いのが実情です。

以前までは、このような「その場しのぎ」のやり方でも通用しましたが、2022年度の学習指導要領改定により、もはや情報科目は「片手間」でできるような科目ではなくなります。

そして、2022年度の高校1年生が受験生になる2024年度には、いよいよ情報が共通テストの入試科目に組み込まれるので、「情報教育に力を入れているかどうか」で学校間の格差は確実に生じることになるでしょう。

そうなった時、受験生が頼るのは塾であり、家庭教師です。特に入試科目として採用されてから数年は、参考書や問題集も整わず、より一層プログラミング教育の需要は高まるでしょう。

したがって、プログラミングの学生層における指導者を目指すなら、「2024年度」を目安にして「情報科目」の指導スキルを磨いていく方針が良いかもしれません。

ITエンジニアを目指す層

学生層に続いて需要が見込めるのが、「ITエンジニアを目指す層」です。プログラミングの注目度が急激に上昇してきたのは2010年代に入ってからなので、当時の学生世代(10代前半)が社会人になりはじめるのが2020年代。

つまり、ちょうど今がITエンジニアを目指す層のボリュームが増え続けるタイミングです。また、最近の副業解禁の流れの中で、現役大学生や社会人の中でも「手に職をつけるために」という需要から、ITエンジニアを目指す層が一定数存在します。

そして、この層の特徴は、小中高の学生層と比較して「仕事に直結するスキル」を指導する必要がある点です。彼らの大半は「仕事に役立てたい」という思いを持っているため、いかに実践的スキルを指導するのかが大切なポイントになります。

更なるスキルアップを目指す層

プログラミングを教えて欲しい層の中には、現役エンジニアながら「更なるスキルアップを目指す層」も一定数存在します。プログラミング業界は日進月歩の世界なので、新しい概念やスキルが日々アップデートされていく世界。

したがって、「漠然と働いているだけでは取り残されてしまう」と危機感を抱いている方が、スキルアップを目的として指導を受けたいと考えます。

この層を指導するためには、「教えやすさ」という指導者としてのスキルはさることながら、同時に「高い専門性」を有している必要もあります。指導対象が現役エンジニアなので、それを上回る知識を提供できないと意味がないからです。

ゆえに、指導難易度は他の層よりも高く、報酬もそれに応じて比例的に高まります。プログラミング講師としてキャリアを積み、高い報酬を得たい方は指導層として選択肢に入れるべきでしょう。

一方で、現役エンジニアに指導できるスキルを持つ方は多くなく、希少性が非常に高いため、講師未経験の状態からこの層を指導するのは非常に難しいです。この記事のテーマは「未経験から講師を目指すこと」なので、選択肢からは除外します。

2:講師スキルを上げる

学生層、ITエンジニアを目指す層、の中から指導したい層を決めたら、次に講師としてのスキルを高めていく必要があります。

当然、2つの層によって身につけるべきスキルは異なるので、以下にまとめてみました。

学生層

まず学生層についてですが、指導に必要なスキルを以下にまとめてみました。

  • プログラミングではなく「論理的思考力」「面白さ」を指導できる
  • 「Scratch」「Hour of Code」など低年齢指導用の言語で指導できる
  • 「情報科目」の指導ができる
  • プログラミングとセットで他の科目を横断的に指導できる

学生層を指導する上で注意して欲しいのが、「プログラミングだけを教えられれば良いわけではない」という点です。今後、学生層を対象にしたプログラミング講師は確実に増えていくので、「プログラミングを教えられます」という人材は必ず飽和します。

そんな時、保護者から求められる講師は「プログラミングを通じて色々な力を育んでくれる先生」であることに疑いはありません。これは、国が定めるプログラミング教育の指針を見ても明らかです。

以下は、文部科学省が公開している「小学校プログラミング教育の手引き」の中で示されている、「プログラミンング的思考力」に関する記述です。

自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力

引用:小学校プログラミング教育の手引 – 文部科学省

ご覧のように、プログラミング的思考力とはいわば、「人生の問題に論理的に対処する力」だと言い換えられます。

プログラミングは「AだからB、BだからC」の連続であり、人生も解釈次第ではこのように考えられるので、プログラミングの枠を超えた包括的な「論理的思考力」「課題解決力」を身につけさせられるような講師を目指していけば、より多くのお客さまから求められる先生になれるでしょう。

また、近年注目を浴びているScratchやHour of Codeなど、低年齢指導用の言語で「面白く」指導できるスキルを身につけておくと、学生層が求める資質とマッチしやすくなります。

ITエンジニアを目指す層

続いてITエンジニアを目指す層の身につけるべきスキルですが、以下のようにまとめられます。

  • 需要が高い言語(Java、PHP、Rubyなど)を指導できる
  • 仕事に通じる実践的なスキルを指導できる
  • 業界情報などをシェアし進路指導ができる

学生層とは打って変わって、この層は「仕事に直結する能力を身につけたい」と考えているので、まずは需要が高い言語に関する指導能力を磨いていきましょう。Java、PHP、Rubyの指導が一通りできれば、多くのお客さまの需要を取り込めます。

また、以上の言語に加えて「仕事に通じる実践的なスキル」に関する指導ができること、最新の業界情報に基づいた「進路指導」ができると、より求められる先生へと近づけます。

プログラミングだけを指導できる人材は、今後山ほど出てきます。そんな中で、自分が指導したい層は「何を求めているのか」を考え、それにマッチするスキルを身につけることが何よりも大切なことです。

3:求人やマッチングサービスを利用する

指導したい層にマッチするスキルを身につけたら、いよいよプログラミング講師としての就職活動をしていきます。契約体系はさまざまですが、正社員はもちろんのこと、契約社員、業務委託のフリーランス、アルバイトと、働く先によって大きく異なるのが特徴です。

いずれにせよ、まずは求人サイトやマッチングサービスを利用して、お客さまとつながれる状態を作る必要があります。両者の特徴を以下にまとめました。

求人サイト

さまざまな企業が人材を募る求人サイトでは、正社員からパートまで、非常に多様な契約体系の中から自分に合った働き方を選べます。

どのような求人があるのかを具体的に示すために、大手求人サイトindeedで「プログラミング講師」と検索してみたので以下を参考にしてください。

*2021年10月29日現在

こちらが実際の検索結果の画面になります。日本全国の求人から検索をかけており、ヒットした件数は「1,558件」でした。多くの企業がプログラミング講師を必要としていることがわかります。

実際に合った求人を以下にまとめてみました。

オンラインスクール講師
  • 完全在宅
  • 副業可
  • シフト自由
  • 業務委託
大学の情報授業補佐
  • 完全在宅
  • 週1日から
  • 時給2,700円
  • 業務委託
教室講師
  • 小中高の学生を指導
  • 時給1,500円
  • アルバイト・パート
エンジニアスクール講師
  • 完全な講師ではなく質問対応
  • 副業可
  • 月給30万円〜39万円
  • 業務委託
初心者向けスクール
  • 完全在宅
  • 週1日から
  • 時給2,000円〜3,500円
  • 業務委託

こちらが実際に求人として出稿されていたものの一部ですが、全体的に「業務委託で副業可」としている案件が非常に多かったです。正社員、派遣社員ももちろんありましたが、プログラミング講師の求人サイトにおける需要は業務委託やアルバイト、パートが大部分を占めると考えて良さそう。

また、報酬は案件によって大きな違いがありました。時給1,000円程度〜3,000円程度まで幅広く存在しており、小中高を対象にしたスクールの方が安く、社会人向けになればなるほど高くなっていく傾向が確認できます。

一方で、気になるのが業務委託である点です。このような求人サイトにおける業務委託契約は働いた時間ではなく、業務そのものに報酬が支払われるため、「働いてみるまで待遇が分からない」部分があります。

求人では高待遇のように見えても、実際は業務内容が多岐に渡り、非常に多くの時間を拘束されてしまい、結果的に待遇は良くなかった、、なんてこともあるかもしれません。

したがって、月給〇〇円、時給〇〇円という額面の数字だけに問わられず、業務内容や拘束時間を吟味することも大切です。

現代日本はただでさえ人手不足が深刻化しているため、プログラミング講師は「引くて数多」といっても良いでしょう。

マッチングサービス

続いて求人サイトではなく、講師と生徒をつなぐマッチングサービスを利用する場合を紹介していきます。求人サイトの場合、契約体系に関わらず業務内容が企業次第で決まってしまいます。したがって、

  • 最初は自分のペースで少しずつ始めていきたい
  • ガッツリ働くのではなく副業で月数万円を得られれば良い
  • 自分の頑張りでどんどん稼げるようになりたい

このようなニーズは思うように満たせない可能性が高いです。

そこでおすすめしたいのがマッチングサービスになります。マッチングサービスは生徒を一人一人紹介される形で案件が振られるので、最初からオーバーペースで働き始めることにはなりません。仕事量の調節もしやすいです。

また、自分のスキルに合った生徒を紹介される、もしくは自分から選べるので、講師と生徒の需要と供給がマッチしやすいのも魅力です。加えて、「生徒の指導だけが業務内容」としているサービスが多いため、さまざまな業務内容を求められる可能性がある求人サイトよりもホワイトに働ける可能性があります。

一方で、業務当たりの報酬は、マッチングサービス側に何割か引かれるので、はじめは求人サイトよりも低い報酬になることも。しかし、サービス内に昇給システムが用意されていることがほとんどなので、地道に実績を積み重ねていけば問題ありません。

マッチングサービスごとにターゲットとしているお客さまが変わるので、自分が指導したい層をターゲットにしているサービスを選んでみましょう。

ちなみに、当サイト「オシエル.WORK」を運営しているオンライン家庭教師サービス「まなぶてらす」は、主に小中高を対象としているマッチングサービスです。家庭教師サービスとしては非常に珍しく、国数英理社といった主要科目以外にも、そろばんやピアノ、プログラミングも指導可としています。

プログラミングは生徒からの需要が大きいにも関わらず、教えられる先生が不足しているので、現在積極的に採用中です。小中高の学生年代を指導したいという先生方、私たちと一緒に働いてみませんか?講師応募はコチラから!

まなぶてらすの講師情報をチェック

プログラミング講師に関するよくある質問

プログラミング講師になるための3つのステップを紹介してきましたが、事前に知っておきたい他の情報があるのも事実です。

ここでは、プログラミング講師に関するよくある質問を解説していきます。

Q:講師未経験でもなれる?

プログラミング講師になりたい方の多くは、「プログラミングに関する知識はあるけど、講師経験はほとんどない」方だと思います。

そんな方でも講師として働けるのかどうか、気になってしまうのは当然のことです。

A:指導したい層によります

結論としては、「もちろんなれます」と言い切りたいところですが、より現実に即した回答は「指導したい層による」となります。

この記事で紹介した指導する層は、小中高の「学生層」と、プログラミング初心者の「ITエンジニアを目指す層」の2つでした。この2つの層は講師経験がなくても指導できますが、ITエンジニアとして更なる力をつけたいと考える層の指導は、講師経験がないと少し難しいかもしれません。

Q:資格は必要?

プログラミングだけでなく、教育分野で働く上で必ず質問にあがるのが「資格が必要かどうか」という点です。

教育分野は他の分野よりも社会的な権威性が重要視されるので、「有資格者が圧倒的に有利なのではないか」と思われがちですが、プログラミング講師ではどうなのでしょうか?

A:必須ではない

プログラミング講師にとって、資格とは「あったら役立つもの」に過ぎず、これ以上でもこれ以下でもありません。資格があれば「この先生は頼れそうだな」と思われるきっかけにはなりますが、肝心の授業や指導の質が伴っていなかったら、全く意味がないからです。

プログラミング業界で注目度の高い資格を以下にまとめてみました。

【一般資格】

  • 基本情報技術者試験(国家)
  • 応用情報技術者試験(国家)
  • ネットワークスペシャリスト
  • データベーススペシャリスト
  • キッズITコンストラクター

【ベンダー系資格】

  • オラクルマスター
  • PHP技術者認定試験
  • Ruby技術者認定試験

これ以外にもたくさんの資格があるので、自分の指導したい層や言語に合わせて選んで講師としてのスキルを上げていければ良いでしょう。

Q:資格以上に大切なスキルって?

以上の資格を有していればプラスに働く可能性はありますが、資格で決まる部分はほんの一部。

では、それ以上に必要なスキルにはどんなものがあるのでしょうか?

A:「お客さまが本当に求めていること」を教えられる

プログラミング講師はお客さまにとって先生なので、プログラミングのことを教えられるのは当然です。そして講師を目指している方や実際に働いている方も、プログラミングのことは当然、誰でも教えられることでしょう。

しかし、実はお客さまは、プログラミングのことだけを教えてもらいたいわけではありません。

学生層でいえば、「学ぶことの楽しさを知ってほしい」「今後の人生で役に立つスキルを身につけてほしい」など、プログラミングの一歩奥にあるものを子供に掴んでほしいと考える保護者が多いです。

また、「ITエンジニアを目指す層」は、プログラミングそのものよりも、「プログラミング業界でやっていくための実力」「仕事で役に立つこと」を教えてほしいと思っているはずです。

このような、「お客さまが本当に求めていること」が何かを常に考え、お客さまとって最適な指導ができるような講師になることが何よりも大切だといえます。

Q:どうやって指導するの?

プログラミング講師を目指す上で気になるのが「指導方法」ではないでしょうか?

オンライン、リモートでの指導が多いプログラミング講師は、どのように指導をするものなのでしょうか。

A:ケースバイケースです

結論からいえば、こちらはケースバイケースです。企業やサービスが指定するテキストを使う場合もありますし、何を使っても問題ない場合ももちろんあります。

また、学生層の場合はScratchなどの言語そのものが教材になっている側面もあるので、実際にコードを打ちながら学んでいく指導スタイルも存在します。

採用前にどのような指導方法なのかを確認し、自分が理想とする指導方法を実践できるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

参考までに、プログラミング指導ができるオンライン家庭教師サービス「まなぶてらす」では、指導方針や使用する教材まで全て自由としています。自分の理想の授業を徹底的に追求したい方にはおすすめです。

https://www.oshieru.work/manabuterasu-class/

Q:指導する言語は?

プログラミングは作りたいものによって使用する言語が変わるので、画一的な指導ができない点が難しいです。

したがって、より広い知識を持っている講師に需要が集まりやすいですが、「この言語は指導できた方が良い」といった側面があるのも事実。では、どのような言語を指導できると良いのでしょうか?

A:Java、PHP、Rubyが一般的です

一概にはいえませんが、Java、PHP、Rubyの指導ができると大きな需要を集められる可能性が高まります。

Javaはあらゆるところで使われている言語ですし、PHPは初心者向けの言語として一般的。そして比較的新しい言語のRubyは、今後のWeb業界の中で主流になるであろうといわれており、初心者層からの需要も根強いです。

まずはこの3つの言語を指導できるようにスキルを高めていき、講師としての経験を積み重ねていく中で、他の言語を指導できるようになっていくのが理想だと言えます。

Q:収入はどれくらい?

最後に取り上げるのが「収入」についてです。講師として働くからにはやりがいももちろん大切ですが、収入度外視で働くわけにはいきません。

では、プログラミング講師の収入事情はどのようになっているのでしょうか?

A:エンジニアよりも低くなりやすいです

一般的には、講師の収入はエンジニアよりも低くなりやすいです。IT業界の働き手が不足しているからこそ、プログラミングを学びたい方が急増している背景があるので、エンジニアとして働いた方が高い収入を見込めるのはある意味当然のことかもしれません。

しかし、同時に指導者が不足しているのもこの記事で解説した通りなので、一概にどちらの方が上になるのかは断定できません。

講師としてのスキルや実績を高めていけば、エンジニアと同程度、もしくはそれを上回る収入を得ることだって不可能ではないでしょう。

また、講師はエンジニアよりも業務内容や拘束時間がマイルドなので、「隙間時間に働ける」というメリットもあります。

したがって、「エンジニア」「講師」と2つに分けて考えるのではなく、「エンジニアの隙間時間に講師として働く」といった柔軟な働き方が良いかもしれません。幸い、プログラミング講師は業務委託で副業可とする企業、マッチングサービスが大半なので、このような働き方も容易に実現できます。

プログラミング講師を含む、「オンライン家庭教師」という働き方がどの程度の収入になるのか、現役講師が解説した以下の記事も参考にしてください。

https://www.oshieru.work/tutor-money//

プログラミング講師になって安定した将来を築こう

プログラミング講師は現在進行形で働き手が不足しており、今後もこの傾向は続くことが予想されます。継続して安定的に働くという点ではこの上ない職業なので、多くの方におすすめできます。

講師になるための3つのステップを経れば自分の理想とする講師になれるので、参考になれば幸いです。

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まなぶてらす
「とびきりの先生をいつものリビングに」をキャッチコピーとするオンライン家庭教師サービス。世界中の「とびきりの先生」たちにオンライン教育に関する情報を発信するため、当Webサイト「オシエル.WORK」を運営中。2021年8月に、在籍する先生の稼働率が90%を初めて突破しました。講師応募はコチラから。