国主導の副業の流れが作られている今、副業を始めたいと考えている社会人は多いと思います。副業にはさまざまな業種がありますが、要注目なのが「教育系副業」です。
教育系の副業は、色々な理由があり「働きやすい」「稼ぎやすい」と話題になっており、多くの社会人が続々と参入しています。筆者も、「オンライン家庭教師」を副業として選んでおり、完全在宅で月に10万円程度、副業として稼いでいます。
そこでこの記事では、教育系の副業が選ばれている背景や、おすすめの教育系副業を解説していきます。
https://www.oshieru.work/manabuterasu-intro/
教育系の副業が選ばれている背景とは?
副業解禁が叫ばれている昨今、副業を始めている、もしくは始めたいと考える社会人は多いですが、一方で、副業を始めるのはハードルが高いのも事実です。
そこで注目して欲しいのが教育系の副業!まずは、教育系の副業が多くの社会人に選ばれている背景を知っていきましょう。
時間的な相性が良い
教育系の副業が選ばれている背景には、「副業との時間的な相性が良い」点があります。
教育系の副業はお客さまが存在する、サービス業としての側面もありますが、そのお客さまは「子ども」であることが多いです。そして、多くの子どもは夕方から夜の時間帯に帰宅し、そこから教育サービスを利用するため、「業務が夕方以降」という特徴を持っています。
したがって、日中に行う本業と、夕方以降に行う副業という形で「時間的棲み分け」がしやすい点は、他の副業にはない極めて大きなメリットです。
在宅ワークで本業と副業を「シームレス」に
また、昨今のオンライン教育の普及により、教育系の副業はオンライン、つまり「完全在宅」で稼働できるのもポイント。
特定の場所でしか働けない副業の場合、「移動」が必ず発生します。移動中の時間は働けず、時間当たりの稼ぎはどんどん減っていきますし、移動による疲労も無視できません。
一方で、在宅ワークでできる副業はどうでしょう?本業が終わり帰宅した後、少し休んでから働き始めることができるため、時間を有効活用できます。もちろん、移動時間がゼロになるため、稼働時間が増えて稼ぎはグンとアップ!魅力的ですよね。
また、本業も在宅ワークの場合、場所を変えず「シームレス」に本業と副業をシフトできます。
このような「新しい時代の働き方を実現できる」のが、教育系副業の特徴であり、魅力でもあるのです。
必要スキルや経験がほとんどない
多くの副業は「未経験では参入しにくい」のが現実です。
例としてあげるのが「プログラミング」ですが、プログラミングは「未経験からでも稼げるようになる」とインターネット広告などでよく宣伝されています。
確かに、これは事実かもしれませんが、プログラミング業界で未経験の人材が現場で稼ぐためには、一般的に「200時間から250時間程度の学習」が必要だと言われています。
参考:プログラミング習得時間はどのくらい必要なのか? – DMM WEBCAMP
したがって、1日1時間、毎日コツコツ勉強をしたとしても9カ月程度かかる計算となり、これは果たして「未経験からでも稼げるようになる」と言えるのか、疑問が残るところです。
学生時代の経験を存分に活かせる!
一方で、教育系の副業はどうでしょう?教育系副業の主な業務は「科目を教える」ことですが、このスキルは学生時代の経験を応用できるため、全ての日本人にあらかじめ備わっているものです。
もちろん、「分かりやすく教える」「高度な内容を教える」といった領域になってくると、より高度なスキルが要求されます。しかし、これは経験を積んでいく過程で身につけるものなので、始めから身につけておく必要はありません。
このような「必要スキルがほとんどない」「未経験でも始めやすい」という特徴もまた、教育系副業の魅力だと言えます。
初期投資を抑えてノーリスクで参入できる
副業を始める上で気になるのが「初期投資」ではないでしょうか?
例えば、副業の定番である株式投資やFXでは、まとまった利益を得るために数十万円から数百万円の初期投資が必要だと言われています。しかも、投資をしたリターンが確実に見込めるわけではないため、リスクがつきものなのも気になるところです。
他の副業も同様に、「初期投資が必要で、それを回収できるか分からない」という経済的なデメリット、リスクを抱えている場合があり、こういった背景から、副業をなかなか始められない方も多いのではないでしょうか?
「数千円」に抑えられるケースも
では、教育系の副業はどうでしょう?結論から言えば、初期投資は「人による」部分が大きいです。
例えば、教育系副業の定番である「オンライン家庭教師」では、授業に最低限必要なものは「パソコン(端末)とテキスト」の2つだけ。したがって、もしパソコンを持っていれば、テキストの数千円だけが初期投資になるため、「ほとんどゼロ円」で副業を始められます。
また、万が一、教育系の副業が続かなかったとしても、初期投資を抑えているためリスクはほとんどありません。少なくとも、始める前よりマイナスになることは絶対にないため、リスクや出費を抑えて副業を始めたい方にもってこいだと言えます。
やりがいがある
教育系の副業の最大の魅力として「やりがい」があげられます。
副業に対して求めるものは人によって大きく異なりますが、中には「副業くらいはやりがいを持って、活き活きと働きたい」と考える方もいるはずです。
本業はお金を稼ぐための、いわゆる「ライスワーク」として、副業は人生を豊かにするための「ライフワーク」として棲み分けをしたいなら、教育系副業はピッタリです。
教育系副業は「やりがいに満ちている」
言うまでもなく、教育業はやりがいに溢れています。輝かしい未来が待っている子どもの人生に「先生」という形で関われるのですから、やりがいがないわけがありません。
一方で、昨今は「やりがい搾取」という言葉にも代表されるように、やりがいがネガティブな側面で捉えられているのも事実です。確かに、ライフスタイルに大きな影響を与える本業で、「やりがいがあるけど低収入」では大きな問題が生じます。
しかし、副業として考えると、「収入よりやりがいを求める」ことに抵抗を感じない方も多いはず。このような価値観を持っている方には、教育系の副業はおすすめですし、今すぐにでも始めるべき理想の副業だと自信を持って言い切れます。
完全在宅でできる教育系副業4選
ここからは、完全在宅でできる教育系の副業を解説していきます。ラインナップは以下の通りです。
- オンライン家庭教師
- オンライン塾講師
- 私塾運営
- 添削業務
それぞれメリットやデメリット、特徴があるので、自分に合ったものを選んでみましょう。
オンライン家庭教師
完全在宅でできる教育系の副業として、今最も注目を集めているのが「オンライン家庭教師」です。
その名の通り、オンライン家庭教師とは完全在宅で行う家庭教師業のことで、完全マンツーマンで生徒に指導を行います。
メリット
- マンツーマンでしっかり指導ができる
- 使用テキストや指導方法が自由
- 塾講師に比べて賃金が高い
- 服装などライフスタイルへの縛りが弱い
オンライン家庭教師の最大のメリットは、「指導しやすい」点があげられます。家庭教師とよく比較される塾講師は、使用テキストや指導方法に制限があることが多いですが、家庭教師は比較的自由に指導ができます。
しかも、授業は完全マンツーマンなので、教育の醍醐味を存分に味わえるのが魅力的です。
中でも、このWebサイト「オシエル.WORK」を運営しているオンライン家庭教師サービス「まなぶてらす」は、使用テキストや指導方法に一切の縛りを設けておらず、先生方に理想の授業を追求してもらっています。
気になる方は、以下の記事も合わせて参考にしてみてください。
https://www.oshieru.work/manabuterasu-support/
デメリット
- 初期投資が必要な場合がある
- 自宅に高品質のインターネット回線が必要
- 生徒や保護者へのきめ細かい対応が必要
続いて、オンライン家庭教師のデメリットについてですが、多くの方が気になるのが「初期投資」だと思います。
結論から言えば、初期投資は「人による」部分が大きいです。例えば、パソコンやタブレットを所有している方の場合、あとはテキストさえあれば最低限の授業はできます。
しかし、オンライン家庭教師として仕事をしてみると、「タブレットがあった方が教えやすいな」「高性能なWebカメラが必要だな」といった具合に、「あれば役に立つ」ものが次々と出てくるものです。
したがって、「どんな授業をしたいのか」によって必要なモノが大きく変わるのがオンライン家庭教師なので、まずはパソコンやタブレット1つから始めてみて、軌道に乗ったら必要なモノを揃えていけば良いでしょう。
オンライン家庭教師に必要なモノについてまとめた、以下の記事も参考にしてください。
https://www.oshieru.work/online-lesson-necessary//
オンライン塾講師
続いて解説するのがオンライン塾講師ですが、そもそも塾とは「塾という場所に生徒が集まる」ことが最大の特徴なので、オンライン家庭教師と比べて普及していない働き方です。
メリットとデメリットをチェックしていきましょう。
メリット
- 授業がマニュアル化されているので教えるのが簡単
- 責任が塾や社員に帰属するので、気楽に仕事に取り組める
オンライン塾講師のメリットは、「簡単」「気楽」がキーワードです。
塾では1対2や1対3の「準個別指導」が標準なので、一度に複数の生徒に授業をするのは少し大変なように思えます。しかし、ほとんどの塾で授業や指導方法はマニュアル化、ルール化されており、使用するテキストも指定されているため、難易度はそこまで高くありません。
また、家庭教師は全責任が指導者側に帰属しますが、塾の場合は完全マンツーマンではないため、責任は塾そのもの、あるいは社員に向けられます。したがって、気楽に授業に取り組める点も人によっては魅力的に映るでしょう。
デメリット
- 塾の教室で稼働することが多い
- 家庭教師に比べてやりがいが劣る
- 家庭教師に比べて賃金が低い
続いてデメリットですが、そもそも、オンライン塾講師は在宅でないことが多いです。生徒は自宅で授業を受けられますが、講師は塾に来てオンライン授業をするサービスがほとんどなので、やっていることは対面型の塾講師とあまり変わりません。
また、完全マンツーマンではない1対2、1対3の準個別指導であり、なおかつ責任の所在が曖昧な部分があるため、「やりがい」という点では家庭教師に大きく劣ります。どうしても「学生アルバイト」の域を出ないのが塾講師なので、教育に熱意を持ってコミットしたい方には物足りないかもしれません。
加えて、家庭教師に比べて賃金が低いです。塾講師は時給換算で1,000円〜1,500円程度としているサービスが多いですが、家庭教師の相場は時給1,500円から2,000円が相場で、プロ講師になると3,000円以上も現実的です。
したがって、副業という点で考えると、さまざまな面で物足りないのがオンライン塾講師だと言えるでしょう。
添削業務
続いて扱うのが「添削業務」ですが、これは家庭教師や塾講師とは少し毛色が異なるものの、教育に関連する仕事という点で今回取り上げてみました。
業務内容は模試や小論文の添削がメインとなり、マニュアルに沿って添削をしていきます。
メリットとデメリットをチェックしていきましょう。
メリット
- 空いた時間にサクサク取り組める
- 教育に対してライトに関われる
- マニュアルに従うだけでできる簡単作業
添削業務のメリットは上記の通りですが、やはり「サクサク取り組める」のは魅力ですよね。副業と言えども、人によっては家庭教師や塾のようにしっかり時間を取って働くのは難しい方もいるはずです。
そういった方には、空いた時間にコツコツ取り組んでいける添削業務が向いています。
また、人によっては「授業とはまた別の形で教育に関わりたい」と考えていると思います。生徒に対して授業を行うとなると、知識やスキル、さらには責任が求められるため、副業として取り組むにはハードルが高いと感じるのも無理はありません。
しかし、添削業務は教育に関わっていながらも、業務そのものはマニュアルに従っていればできる簡単作業なので、ライトな形で教育に関われます。これは大きなメリットだと言えるでしょう。
デメリット
- 歩合制の場合、稼げる金額に差が出る
- 作業感が強くやりがいを感じにくい
- 小論文の場合、経験が求められる
続いて添削業務のデメリットですが、賃金に関するデメリットは見逃せません。募集している企業によってさまざまですが、添削業務は時給制と歩合制の二種類に分けられます。歩合制の場合、「1枚あたり〇〇円」といった形で賃金が支払われるため、まとまった時間が取れなければ大きく稼げません。
また、いくら教育系の仕事と言っても、業務内容そのものは「マニュアルに沿って機械的に処理をする」という工業色が強いため、やりがいを感じにくいです。
もちろん、小論文の添削などは、学生の主張や思いに触れられるため、面白いと感じる可能性もありますが、小論文の添削には経験やスキルが求められるため、ある程度勉強が必要になるかもしれません。
私塾運営
最後に解説するのが「私塾」ですが、こちらは他の教育系副業よりもハードルが高いです。
公文などのフランチャイズで塾を運営するケースや、完全個人で塾を経営するケースなど、人によってさまざまな働き方が存在するため、一概には言えない部分があります。
近年注目を集めている教育系の働き方でもあるので、メリットとデメリットをチェックしていきましょう。
メリット
- 教育だけでなくビジネス面でのやりがいがある
- 子供たちの成長に大きく関われる
- 稼げる金額の桁が違う
- 自分の教えたいことに特化できる
私塾運営のメリットは多岐に渡りますが、簡潔に言えば「チャレンジングな仕事」です。ビジネスカラーが強く、子供たちの生活や人生に関われ、稼げる金額の桁が違う。
さらには、そろばんや書道など、自分の教えたいことに特化できるため、やりがいに満ちた、教育業の本質に踏み込める仕事だと言えます。
デメリット
- 本業との両立が難しい
- 初期投資など相応の準備が必要
- 集客が難しい
続いてデメリットですが、言うまでもなく「本業との両立が難しい」です。私塾の運営、経営は、本来本業として行うものなので、副業との相性は良くありません。副業ではなく、兼業や複業、パラレルワークという形で取り組みたいものです。
また、初期投資や教室設備などに準備が必要なので、手間とお金がかかり、その分だけリスクを抱えることになります。
加えて、今の時代は大手学習塾のフランチャイズが全国津々浦々に点在し、さらには日本中どこからでも利用できるオンライン塾、家庭教師が存在するため、集客が非常に難しいです。
このようなデメリットを知っていてもなお、塾を経営して理想の教育を実現したいと感じる方は、チャレンジしてみる価値は大いにあると言えるでしょう。
教育系の副業で活き活きとした人生を送ろう
教育系の副業はやりがいに満ちていて、一般的なアルバイトよりも賃金も高い傾向にあるため、副業という点では魅力的です。
活き活きとした人生には充実した仕事が不可欠なので、これを機に副業を始めてみるのも良いでしょう。
中でも、オンライン家庭教師は完全在宅で始められて、必要なモノはパソコンやタブレットなどの端末とテキストだけというハードルの低さが魅力。このWebサイトを運営しているオンライン家庭教師サービス「まなぶてらす」では、一緒に働いていただける社会人先生を募集しているので、皆さまからの応募をお待ちしております。