「1つの会社で終身雇用」という働き方が、従来の日本における一般的なワークスタイルでした。しかし、副業が徐々に浸透し始めた現在、社会人の多くが「副業をしてみたい」と思っていることでしょう。
そこでおすすめなのが「オンライン家庭教師」という副業です。
「初期投資がいらない」「安定して稼働しやすく稼ぎやすい」といった特徴を持つオンライン家庭教師は、副業としての魅力を十分に持っています。
気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、あらゆる副業の中でも取り組みやすい「社会人の副業としてのオンライン家庭教師」という点にフォーカスしています。
現役オンライン講師の視点で徹底的に解説していくので、自分に最適な副業を探している方は参考にしてみてください。
https://www.oshieru.work/manabuterasu-intro/
副業解禁時代に「オンライン家庭教師」は選ばれるのか?
日本型の終身雇用が崩れつつある現在、会社でサラリーマンとして働く傍ら、副業に力を入れ、収入やスキルの向上を目指す方が相次いでいます。
その背景には、平成30年に国により制定された「副業・兼業の促進に関するガイドライン」で、実質的な「副業解禁」が行われたことがあります。
こちらが厚生労働省のホームページのスクリーンショットですが、副業・兼業という専用のページを作成していることからも、国が副業、兼業を推し進めようとしている姿勢が理解できます。
実際、大企業を中心に副業や兼業を容認する流れができており、日本全体で副業をすることが当たり前になる日もそれほど遠くはありません。
加えて、テレワーク、リモートワークの普及により、自分で自由に使える時間が増えたこともあり、「副業を始めてみようか」と考える方が急増しているのです。
副業先を探す社会人が急増中
このように、国の指針とワークスタイルの変化により、副業、兼業が盛り上がりを見せています。
一方で大半の方が「何をすれば良いのか分からない」と考えていることでしょう。
社会人による副業の候補としては、本業に関連した事業以外に、大きく分けてアルバイトと新規事業の2つの選択肢があげられます。
アルバイト
社会人の副業としての手軽な選択肢として、「空いた時間にアルバイト」という働き方を多くの企業が推進しています。
求人情報などを見てみると、「副業OK」と記載されている例が頻繁に見られるので、副業解禁が深刻な人手不足の解消につながるとの見方がされているのです。
確かに、空いた時間でアルバイトとして働ければ時間を効率的に使えるので、副業としてはピッタリのように感じられます。
しかし、アルバイトとして働ける仕事の大半はスキルアップが望めず、報酬も高いとはいえません。
したがって、「アルバイトよりもチャレンジングな副業がしたい」と考える方は多いといえます。
新規事業
一方で、アルバイトより本格的な副業になると、新規に事業を始めることをイメージする方も多いはずです。
社会人として1つの会社で働き始めると、「新しいことにチャレンジする」ことが少なくなるため、新規事業という言葉に憧れてしまうお気持ち、とても分かります。
しかし、新規事業はチャレンジングな副業であるものの、
- 専門スキル
- 初期投資
- 必要時間
このようなリソースが多く求められるため、現実的な目線に立つと、現在の日本における新規事業としての副業の選択肢はあまり多いとはいえないのです。
オンライン家庭教師で副業をスタート!メリット、デメリット、収入事情を徹底解説
このように、アルバイトでは物足りない、かといって新規事業を始めるにはハードルが高いのが日本の副業事情ですが、そこでおすすめしたいのが「オンライン家庭教師」というお仕事。
筆者もまなぶてらすというサービスで「オンライン家庭教師」という形で働いていますが、副業として働いている先生方も大勢います。
ここでは、現役の講師目線で「副業としてのオンライン家庭教師」について詳しく解説していきます。
オンライン家庭教師の副業としてのメリット
まずはオンライン家庭教師のメリットから見ていきましょう。
メリットを知ることで、多くの方に副業としてオンライン家庭教師選ばれている理由が理解できるようになるはずです。
- 働く時間を確保しやすい
- 初期投資が最小限で済む
- 必要スキル、資格がほとんどない
- やりがいがある
これらの点について、順番に解説していきます。
働く時間を確保しやすい
オンラインだけでなく、塾や家庭教師など教育業全般が副業に向いている一番の理由は、「働く時間」にあると感じています。
副業は本業と働く時間が被ることは許されませんが、子供たちが帰宅するのは部活が終わった後の18:00〜20:00くらいなので、定時にあがった後にちょうど業務を始めることが可能です。
副業の中には、時間的制約があって「働きたくても働けない」ものもありますが、この点、教育業は気にする必要がないので、副業として選ぶ上で最適であるように感じます。
初期投資が最小限で済む
オンライン家庭教師が副業に向いていると理由の1つに、「初期投資が最小限で済む」という点があげられます。
副業の中には準備や業務に応じて高額な初期投資が発生するものがありますが、初期投資が必要だと「今はまだやめておこうかな」と先送りにしてしまいがちです。
以下に、オンライン家庭教師に最低限必要なものをまとめてみました。
- お客さまと通信する機器(パソコン、タブレット)
- 自分の手元を映す機器(タブレット、スマートフォン、書画カメラ)
- テキスト
ご覧のように、オンライン家庭教師では、既に手元に有るパソコンやタブレット、スマートフォンを活用できます。
また、授業に必要なテキストや教材は、一冊あたり1,000円〜2,000円程度と安価なので、初期投資を最低限に抑えながら業務を始められます。
もちろん、快適に業務を行なう、もしくは質の高い授業を行おうとすれば、
- 大画面のパソコンやディスプレイ
- 画面上に滑らかに書くためのスタイラスペン
- 教材を電子化するためのスキャナー
こういった追加投資が必要になりますが、最初から一式揃える必要は全くありません。
副業は始めてしばらくしないと、自分に合っているかどうかや軌道に乗るかどうかがわからないので、本腰を入れようとした時に揃えればOK。
また、万が一、パソコンなどを購入してからオンライン家庭教師が副業として続かなかったとしても、私生活や他の事業に転用できるため、「せっかく投資したのに全部無駄になる」ことはありません。
オンライン家庭教師に特化した機材は数千円のテキストくらいなので、この点も他の副業より優れた点だといえそうです。
必要スキル、資格がほとんどない
オンライン家庭教師が社会人の副業として最適な3つ目の理由が、「必要スキル、資格がほとんどない」点です。
新規事業として始める副業は、資格を求められるものは少ないかもしれませんが、専門的なスキルが要求されるものは多いといえます。
たとえば、副業と調べると必ず出てくる「プログラミング」は、仕事に必要な基礎、基本を身につけるために「200時間〜250時間」の学習が必要です。
これは、社会人として働きながら毎日コツコツ1時間ずつ学習をしても、合計で9カ月かかる計算になります。
参考:プログラミング習得時間はどのくらい必要なのか? – DMM WEBCAMP
しかも、これだけ頑張ったとしても、身につけられるのは「仕事に必要な基礎、基本のスキル」なので、この後も学び続けてようやく副業としてのスタートラインに立てるのです。
一方で、オンライン家庭教師は学生時代の知識が残っている状態からスタートするので、いわばプログラミングの「200時間〜250時間」の準備期間を一気に飛び越えた状態でスタートできます。
このように、家庭教師などの教育系のお仕事は、必要スキルを学生時代に一通り身につけているので、新たな知識やスキルを身につける必要はほとんどありません。
これは、副業として働く上で最適だといえます。
https://www.oshieru.work/tutor-preparation/
やりがいがある
家庭教師が副業としておすすめできる4つ目の理由として、「やりがいがある」という点があげられます。
最近は「やりがい搾取」といった言葉もあるように、「やりがい」という言葉が少しネガティブな意味で使用されることが多いように感じられますが、それでもやはり、仕事にはやりがいが必要です。
そして、オンラン家庭教師には他の副業はもちろん、塾のアルバイトなどでも得られない、特有のやりがいがあります。
1対1の完全マンツーマンによる担当制なので、指導していく過程で見られる子供たちの成長は、自分のことのように嬉しく感じられ、それがそのまま自分のスキルアップという形で跳ね返ってきます。
また、保護者の方々とコミュニケーションを取ることにより、特に若い世代の方は勉強になることが非常に多いです。
子育ての難しさから親としてのあり方など、考えさせられることがとても多く、自分の学びとして多くを取り込めます。
人生の1/3をも占める仕事の時間を、やりがいを持って楽しくエネルギッシュに過ごせるのか、それとも「お金のため」と割り切って作業をこなすのか。
考え方は人それぞれですが、副業くらいにはやりがいを求めてみるのも悪くありません。
家庭教師のやりがいについて解説した、以下の記事も参考にしてください。
https://www.oshieru.work/tutor-rewarding//
オンライン家庭教師の副業としてのデメリット
メリットに続いて、オンライン家庭教師の副業としてのデメリットについてもまとめてみました。
- 最低限の初期投資が求められる
- 指導科目の復習をする必要がある
- 学歴や出身大学によって待遇や時給に差がある可能性がある
- 毎週決まった日時に確実に稼働する必要がある
以上4つの点について、順番に解説していきます。
最低限の初期投資が求められる
メリットの部分で「手軽に始められる」点をお伝えしましたが、それでもやはり、最低限の初期投資は求められます。
改めて、オンライン家庭教師に必要なものをまとめてみました。
- お客さまと通信する機器(パソコン、タブレット)
- 自分の手元を映す機器(タブレット、スマートフォン、書画カメラ)
- テキスト
上記全てを持っていない状態だと仮定すると、パソコンで5万円〜10万円、書画カメラで1万円程度、テキストで5千円程度で計算して、「トータル数万円〜十数万円」が初期費用としてかかってくる計算になります。
とはいえ、今の社会情勢の中でパソコンは持っておいて損はありませんし、書画カメラの代わりにタブレットを持っておけば、汎用性はグッと高まります。
したがって、確かに初期投資は求められるものの、「パソコンやタブレットなど汎用性の高い物品」ということで、「つぶしがきく」可能性が高いです。
他の副業の初期投資よりも大きくリスクを抑えられると言えます。
指導科目の復習をする必要がある
オンライン家庭教師として稼働する上で、避けては通れないのが「指導科目の復習」です。
特に30代以上で、現役の小学生〜高校生時代から10年以上経過している場合、復習は必須だと考えてください。
復習としてやるべきことを下記にまとめました。
- 本屋で基礎〜標準程度の参考書、問題集を購入する
- 流し読みでも良いので一通り目を通す
- 余裕があれば入試問題に取り組む
基本的には上記の流れで復習を進めていけばOKです。
一点、注意をして欲しいのが「完璧を求めないこと」です。
家庭教師として稼働を始める前は、
『家庭教師は指導科目のスペシャリストでなければいけない』
といった固定観念を持ってしまうもの。
しかし、実際に家庭教師として稼働すると、「必ずしもハイレベルは求められない」ことがわかります。
というのも、一部の「高学歴の講師のみ採用」のようなハイレベルな家庭教師サービスを除いて、多くのお客さまは下記のようなものを求めているからです。
- 学校の授業の補習
- 定期テスト対策
- 公立入試対策
家庭教師と聞くと、どうしても「難関学校の入試対策」といったイメージを抱きがちですが、このようなものは全体の中でもごくごく一部なのです。
したがって、いざ働いてみると、
『あ、教える内容はこんなに簡単なんだ』
と良い意味で驚くはずです。もちろん、教える内容の難易度と、指導そのものの難易度は全く別物にはなりますが。
以上より、復習は「標準程度の内容が思い出せる程度」にとどめておき、「出来るだけ早く働き始める」ことを何よりも大切にしてください。
どれだけ復習をしても、現場で学ぶことの方が圧倒的に多いので、頭でっかちにならないようにしましょう。
学歴や出身大学によって待遇や時給に差がある可能性がある
気になるのがオンライン家庭教師の待遇だと思いますが、基本的には該当サービスでの実績や勤務期間によって報酬が上がっていく形がメジャーです。
しかし、中には「学歴や出身大学」によって待遇や時給に差があったり、そもそも「高学歴の人材しか採用しない」ようなサービスもあったりします。
このような人材の選別の是非は置いておいて、やはりお客さま目線に立つと「高学歴=安心」といった先入観があるため、仕方のない部分もあります。
したがって、高学歴など「わかりやすい長所」を持たない家庭教師は、それ以外の部分でお客さまに対して訴求をしていく必要があります。
個人的に筆者が大切にしているのは下記の点です。
- 成績以外の部分で貢献する
- 正直に、誠実に振る舞う
- コミュニケーションを大切にする
授業を提供したからといって、必ずしも成績が上がるとは限りませんよね。
個人的な経験では、成績が上がるか否かは五分五分といったところ。そんな時でも、「成績が上がっていなくてもこの人に任せたい」と思わせるものが必要になります。
具体的には、正直さや誠実さ、コミュニケーションの部分です。こういったものを大切にすることで、学歴などの部分で生じるさを埋めることができますよ。
毎週決まった日時に確実に稼働する必要がある
これはメリットにもデメリットにもなりますが、「毎週決まった日時に確実に稼働する必要がある」点がデメリットに感じる方もいるかもしれません。
良く言えば「安定している」、悪く言えば「融通がきかない」ので、
『何にも縛られることなく自由気ままに仕事がしたい』
といったマインドの方には向いていないかもしれません。
とはいえ、そんな都合の良い仕事はなかなかありませんので、多くの方にとっては「毎週、毎月安定して仕事がある」といったメリットに映るはずです。
パソコン1台で本当に大丈夫?オンライン家庭教師を始める方法
オンライン家庭教師のメリットとデメリットをまとめましたが、ここからは「オンライン家庭教師を始める方法」について解説していきます。
わかりやすいように、下記の4ステップにまとめてみました。
- 指導科目の復習を行う
- 機材を揃える
- オンライン家庭教師サービスに登録する
- オンライン家庭教師として稼働をスタートする
それぞれのステップのポイントを、順番に知っていきましょう。
ステップ1:指導科目の復習を行う
まずはじめにやるべきことは、指導科目の復習を行うことです。
『復習から始めるの?まずは機材を揃えた方が良いのでは?』
と考える方もいるかもしれません。
基本的に人は、何かを新しく始める時、モチベーションの頂点は「始める前」に存在します。
おそらく、この記事を読んでくれている方の多くは、ここまでの話を聞いて、
『オンライン家庭教師を早く始めたい!』
とワクワク感や高揚感に包まれているはずです。
しかし、繰り返しにはなりますが、モチベーションの頂点は「今、ここ」であり、この先は少しずつしぼんでいく可能性が高いです。
だからこそ、リスクを伴う「機材を揃える」というステップは、「指導科目の復習」よりも後に持っていくべきだと言えます。
まずは復習を行い、「自分に合っていそう」と思ったら機材を揃えて準備を進めればOK。
逆に、復習をする中で「ちょっとしんどそうだな」と思ったら、一旦様子を見ながら再度検討をするのが最もスマートだと言えるでしょう。
なお、復習の方法については先述の通り、下記の流れに沿っていけば問題ありません。
- 本屋で基礎〜標準程度の参考書、問題集を購入する
- 流し読みでも良いので一通り目を通す
- 余裕があれば入試問題に取り組む
焦っても仕方がないので、毎日無理なく、少しずつ復習を進めていきましょう。
ステップ2:機材を揃える
指導科目の復習を一通り終えたら、続いて機材を揃えていきます。
揃えるべき機材を再掲します。
- お客さまと通信する機器(パソコン、タブレット)
- 自分の手元を映す機器(タブレット、スマートフォン、書画カメラ)
- テキスト
「テキスト」については、ステップ1の復習で使用したテキストを使用するのもアリです。
悩ましいのが、高額な出費になるパソコンやタブレット、書画カメラなどの各種端末でしょうか。
筆者のおすすめは、「パソコン、タブレットの二刀流」です。お客さまとの通信(ビデオ通話)にはパソコンを使い、自分の手元を映すことにタブレットを使用します。
タブレットに映してある映像はパソコン上にリアルタイムで表示させ、パソコンのビデオ通話アプリ(zoom、Skype、Google meetなど)の「画面共有」によってリアルタイムで反映。
このスタイルは、筆者がオンライン家庭教師として活動している「まなぶてらす」に採用された後の研修にて、先輩の先生から教えてもらった方法です。
現在、オンライン家庭教師として稼働して4期目となりますが、未だにこの方法よりも優れた指導方法を知りません。
もちろん、書画カメラを使用するなど、アナログな方法でももちろんOKなので、自分に合った方法を検討してみましょう。
ステップ3:オンライン家庭教師サービスに登録する
機材を揃えたら、いよいよ稼働をスタート、、と言いたいところですが、まずはオンライン家庭教師サービスに登録する必要があります。
『個人契約はできないの?』
と考える方もいるかもしれませんが、あまりおすすめはしません。
経済的な部分でのメリットは確かに大きいですが、トラブルが起きた時の対処が個人間でのやり取りになるので、リスクが大きすぎます。
詳しいことを下記の記事で紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
https://www.oshieru.work/online-tutor-contract/
まずはオンライン家庭教師サービスに登録し、オンライン家庭教師としての稼働に慣れることに専念しましょう。
オンライン家庭教師サービスの選び方のポイントを下記にまとめました。
- 信頼性。公式サイトを入念に確認
- 集客方法。紹介型or営業型
- 研修など支援の充実度
基本的には上記3つに注意して選ぶことで、失敗は未然に防ぐことができます。
ちなみに、私たち「まなぶてらす」は、オンライン家庭教師が普及する以前の2016年からサービスを開始している、「オンライン家庭教師の老舗」的な存在です。
集客方法は「営業型」を採用しており、それぞれの先生にマイページを用意。このマイページを充実させ、アクセスしたお客さまにレッスンを受けていただく、、という流れです。
そして、採用後はマンツーマンの研修を用意しており、お客さまが上手く獲得できない先生たちには「営業研修」も行うなど、サポートを徹底しています。もちろん、全てのサポートは無料です。
「まなぶてらす」について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください!
https://www.oshieru.work/manabuterasu-intro/
ステップ4:オンライン家庭教師として稼働をスタートする
オンライン家庭教師サービスに登録したら、いよいよ最後のステップ「稼働開始」です。
基本的には、下記の流れでお客さまを増やしていくことになります。
- 最初に付いたお客さまに全力で指導をする
- 口コミや評価を得てお客さまを増やしていく
- 実績を武器に単価を上げていく
結局のところ、この仕事は人気商売です。
口コミや評価がつけば、サービス側も「紹介したい」となりますし、お客さまも「利用したい」となります。
この流れに沿っていけば、お客さまを安定的に獲得しながら、レッスン単価を着実に上げていくことができるでしょう。
そこで大切になるのが、「一番最初のお客さま」です。筆者は今でも、「まなぶてらす」で一番最初に提供したレッスンを鮮明に覚えています。
中学校3年生の女の子で、少しおとなしい子でした。無我夢中でレッスンを行い、最後に「レッスンどうだった?わかりやすかった?」と質問をしたら、小さく頷いてくれました。
この瞬間に、筆者のオンライン家庭教師としてのキャリアが始まり、今に至ります。
正直に言うと、大変なこともあります。でも、子どもたちの成長を特等席で見守れるこの仕事は、やっぱり良いものです。
皆さんも、「まなぶてらす」でオンライン家庭教師としてのキャリアをスタートさせませんか?たくさんの方の「講師応募」をお待ちしております!
手厚いサポートで
\オンライン家庭教師をスタート/
在籍講師稼働率90%↑の実績アリ!
オンライン家庭教師の副業に関するよくある質問
以上のように、オンライン家庭教師は副業に向いている部分がたくさんあるため、多くの方にとって魅力的な選択肢です。一方で、始める前に知っておきたいことが存在するのも事実。
そこでここからは、「オンライン家庭教師の副業に関するよくある質問」に対して、現役のオンライン家庭教師が回答、解説していきます。
Q:安定して稼げるの?収入事情を知りたいです
収入の安定性は、副業を行う上で重要な要素です。
本業と副業の報酬を合わせて今後の人生設計を行いたい方にとっては、「どれだけ安定した収入が見込めるか」は大切な観点なので、事前に気になるのは当然のことだといえます。
A:安定して稼げる。再現性が高いのも注目ポイント!
結論からいえば、オンライン家庭教師の収入は「安定している」点が大きな特徴です。
副業の種類によりますが、アルバイトやパートでない限り、大半の副業は時給ではなく業務委託契約という、業務当たりに報酬がつく契約が一般的です。
したがって、クライアントから安定して業務をいただけないと、安定して稼げません。
そして、オンライン家庭教師の多くも業務委託ですが、他の副業とは異なり、お客さまと数カ月、数年単位でのお付き合いになることが大半なので、「仕事が急になくなる」ことは滅多にないというメリットがあります。
また、オンライン家庭教師は他の副業で見られるような、感染症などの社会情勢によるニーズ低下のリスクはほとんど考慮する必要はありません。
自宅から一歩も出ることなく授業が受けられるので、むしろ、オンライン家庭教師のニーズは上がっていきます。
加えて、この先リモートワークが普及していけば、「自宅で子供を勉強させたい」というニーズも生まれてくるので、ますます在宅で学べるオンライン家庭教師のニーズは高まるでしょう。
したがって、「月によって収入のバラつきが出てほしくない」「決まった仕事量を淡々とこなしていきたい」という方に、オンライン家庭教師は最適です。
なお、具体的に「どのくらいの金額が稼げるのか」については、1コマ当たりの時間や報酬、どの程度の金額がサービス側に引かれるかなどが関わってくるので、一概にはいえません。
参考までに、筆者もオンライン家庭教師として働いていますが、週5日稼働、1日当たり1〜3時間の業務で月収6万円〜8万円程度稼いでいます。
これを多いと取るか、少ないと取るかは人それぞれですが、より具体的な金額や収入事情を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
https://www.oshieru.work/tutor-money//
Q:自分でも務まるか不安です。必要なスキルはありますか?
何事も始める前は、自分にできるかどうか、不安になってしまうものです。
どんなスキルがあればオンライン家庭教師として自信を持って働けるのでしょうか?
A:必要スキルは最小限。個性を活かすことが大切
必要なスキルは数え上げればキリがありませんが、ひとまず下記の3つを身につけていればOKです。
- 生徒、保護者とのコミュニケーションスキル
- 一般的なビジネスマナー
- 指導科目に対する知識(復習で簡単に身につけられる)
これらのものさえ身につけられていれば、他に必要なものはありません。
あとは「個性」を活かして、自分だけの強みをお客さまに訴求していくことが大切。型にはまった指導はいつか行き詰まり、お客さまがなかなかついてくれません。
万人にウケる先生を目指すのではなく、「自分のことを必要だと感じてくれるお客さまを大切にできる先生」を目指しましょう。
誰でも最初は緊張もしますし、失敗もします。少しずつ成長をしていけばOKですよ。
Q:本業と並行してできる?
副業はあくまで副業なので、本業と並行して行える必要があります。
では、オンライン家庭教師は本業に支障をきたさず、並行して無理なくできるものなのでしょうか?
A:本業に影響を与えず働きやすいです
オンライン家庭教師の本業との兼ね合いは、「完全在宅で働ける」「時間的棲み分けができる」という2点が最も重要なポイントになります。
たとえば、本業で定時の17時〜18時で上がる場合、自宅で18時〜19時くらいから家庭教師として稼働できます。子供たちは部活から帰ってくるのがちょうどこの時間帯なので、時間帯としての相性も非常に良いです。
このような「日中の時間帯に仕事が来ることはない」点は、副業としての相性は抜群ではないでしょうか?
以上をよりわかりやすくするために、ここでは一例として、本業はフルリモートで、副業としてオンライン家庭教師で、それぞれ働く筆者のとある日のスケジュールをご紹介します。1レッスン50分です。
時間 | スケジュール |
---|---|
8:00
|
起床
|
10:00
|
本業開始
|
12:00
|
昼休憩
|
14:00
|
本業開始
|
17:00
|
本業終了
|
18:00
|
最初のレッスン開始
|
19:00
|
2つ目のレッスン開始
|
20:00
|
3つ目のレッスン開始
|
21:00
|
副業終了
|
0:00
|
就寝
|
ご覧のように、本業と副業との「時間的棲み分け」がしっかりできていることがわかります。
仮に、副業が移動を伴う訪問型の家庭教師だとすると、17:00に本業が終了した直後に移動を始める必要があり、1レッスンが90分だとすると、時間的に2レッスンを行うのは現実的ではないでしょう。
一方で、オンライン家庭教師は自宅が職場になるので、17時に本業が終了してから少し休憩を入れた後に、しっかり準備をした上でレッスンに臨めます。また、レッスンとレッスンの合間に移動が入らないので、18時〜21時という3時間を余すことなくレッスンに充てられるため、訪問型家庭教師の90分の2倍の時間働けるのです。
当然、担当できる生徒数も増加し、結果的に収入の安定性の向上にもつながってきます。オンライン家庭教師の時間的融通が効く点は、本業に影響を与えない以外にも、多くのメリットを生み出していることがわかるでしょう。
また、オンライン家庭教師は「インターネット回線があるところなら、どこでもレッスンができる」ため、自宅以外の場所でも働けるのが強みです。
都合があって自宅を離れる場合でも日程をずらす必要がないため、講師、お客さま、両方にメリットがある働き方だといえます。
Q:安定して集客できる?
オンライン家庭教師はお客さまがいないと仕事にならないので、「安定した集客」が必要になります。
では、実際の集客事情はどのようになっているのでしょうか?
A:利用するサービス次第です
結論からいえば、オンライン家庭教師の集客事情は利用するサービス次第です。
オンライン家庭教師は個人契約で始めることは非常にハードルが高いので、どこかの家庭教師登録サービスなどに登録するのが一般的ですが、そもそもサービスを利用するお客さまが少なければ集客はしにくいですよね。
また、サービスによって「お客さまを紹介する紹介型」「お客さまを獲得する営業型」と、このように集客方法が異なります。
お客さまを紹介される場合、集客は良くも悪くもサービス次第なので、受け身の姿勢で集客を行うことになります。
一方で、お客さまを自ら獲得しにいく営業型の場合、こちらは良くも悪くも自分次第で集客ができるので、頑張れば頑張るほどお客さまを獲得可能。
このWebサイトを運営しているオンライン家庭教師サービス「まなぶてらす」は営業型を採用しており、登録している先生の中から、
- 指導方針
- 指導できる科目
- 経歴・学歴
このような情報が記載されたプロフィールを閲覧して、良さそうと感じた先生をお客さまが自ら選んで、マッチングしてもらっています。
「新人講師にお客さまは求められないのでは?」と考えてしまう方もいるかもしれませんが、その心配も不要です。
新人の先生や思うようにお客さまを獲得できない先生を対象に、「SNSを使って露出を増やす」「営業研修を行う」などして、全ての先生に活き活きと働いていただけるような仕組みを整えています。
このような充実したサポート体制を整えたことにより、まなぶてらすの先生方の稼働率は「9割」を超えています。
オンライン家庭教師サービスまなぶてらすの充実した研修、サポート制度について解説した、以下の記事も参考にしてください。
https://www.oshieru.work/manabuterasu-support/
Q:業務内容は?
家庭教師を含めた教育業は、「ブラック」だといわれています。だからこそ、「どのような業務を行うのか」を知りたい方は多いはずです。
A:授業だけです
結論からいえば、業務内容は登録するサービスによって異なるので、ここではこのWebサイトを運営しているオンライン家庭教師サービス「まなぶてらす」の業務内容を一例として取り上げます。
といっても、まなぶてらすの業務内容はただ1つ「授業だけ」です。
一般的な家庭教師サービスにあるような授業後の報告書の提出は一切ありませんし、そもそも運営事務局との連絡は基本的に不要。
また、学習塾であるような教室の掃除なども当然なく、先生方が「授業に集中できる」ような環境を整えています。
したがって、授業以外の面倒な仕事をすることなく、生徒との授業にとことんフォーカスしたい方におすすめです。
Q:オンラインで教えられるの?
多くの方が気になるのが、「オンラインで授業できるの?」という点ではないでしょうか?
実は筆者も同じようなことを考えていました。「対面授業には勝てないんでしょ?」と思っていましたが、実際のところはどうなのでしょうか?
A:問題なく教えられます
オンライン家庭教師として実際に働いてみるとわかりますが、オフライン(対面)と比べても、全く謙遜ない水準の高品質な授業が提供できます。
高品質な授業に必要なのは、
- 生徒の表情を読み取る
- 生徒の手元を確認する
- 講師の板書を見せる
この3つですが、ビデオ通話により生徒の表情は読み取れますし、生徒の手元も一家に一台あるスマートフォンで上から撮影してもらい、それをビデオ通話で繋いでもらえれば、リアルタイムで確認可能。
また、講師の板書も同様に、スマートフォンや書画カメラで上から撮影する、もしくは、タブレットに直接書き込んで、その映像を画面共有するなどすれば問題なく見せられます。
一度慣れてしまえば対面指導と同じ感覚で授業ができるようになるので、「オンラインで教えられるかどうか」はあまり気にするべき点ではありません。
筆者も最初のうちは戸惑うことが多かったですが、今では自信を持ってわかりやすいレッスンを提供できている感覚があります。
Q:教えられた方が良い科目は?
家庭教師だけでなく、教育業界で働こうと思ったら「指導可能科目」について悩んでしまうものです。
「1つの科目しか教えられない」「文系だから理数科目に自信がない」と考えてしまう方は多いですが、実際のところ、家庭教師の科目事情はどのようになっているのでしょうか?
A:数学(算数)と英語です
結論からいえば、家庭教師の中で最も需要があるのは、数学(算数)と英語になります。数学は苦手な子が多く、保護者も「とりあえず数学から」と考えるため、自分が文系、理系問わず、数学の指導はできるようになっておくと非常に大きいです。
また、英語はグローバル化に伴い、今後ますます求められるようになっていくので、科目としてだけでなく「スキル」として習わせておきたいと考える保護者が多いです。
一方で、他の科目の需要がないかといえば、決してそんなことはありません。家庭教師の科目事情について詳しく解説した、以下の記事も参考にしてください。
https://www.oshieru.work/tutor-subject//
Q:学歴は関係ない?
家庭教師として働こうとしても、「自分には学歴がないから無理かも」と不安に感じてしまう方もいるかもしれません。
では、実際には家庭教師に学歴はどれくらい必要なものなのでしょうか?
A:ほとんど関係ありません
確かに、家庭教師登録センター、サービスの中には、いわゆる「学歴フィルター」で選別するところもありますし、保護者の中にも「〇〇大学出身者が良い」と考える方もいます。
しかし、一般常識として「頭が良いほど教えるのが上手い訳ではない」ことは当然ですし、それを登録センター、および保護者は十分理解しています。
したがって、ほとんどの場面で学歴が不利に働くことはまずありません。
学歴について気になってしまう方は、以下の記事を読んで「家庭教師の学歴事情」をしっかり把握しておきましょう。
https://www.oshieru.work/tutor-educational-background/
オンライン家庭教師で副業をスタートさせよう
国をあげての副業、兼業の推進により、今後ますます副業をしたいと考える方は増えていきます。
副業としての「ちょうど良い働き口」を見つけたいなら、家庭教師は最適です。中でも完全在宅でできるオンライン家庭教師は、副業としてのメリットが豊富にあるので、選択肢として検討してみてはいかがでしょう?
オンライン家庭教師サービスの「まなぶてらす」では、随時講師を募集しています。社会人向けの応募条件を確認して、自宅で家庭教師デビューをしてみましょう。